中国語翻訳者へのスキルアップ

英語のレバレッジを効かせる

これまで中国語を学習したことがある方なら、気づいているかもしれませんが、中国語は語順が英語に似ているのです。ここ最近は、英語だけでなく中国語のスキルでさえ求められることも少なくないので、同時に二つの言語を学ぶことも考えられるのです。では、どんな点が似ているのでしょうか。

例えば文型です。中国語の語順は、文頭に主語が来て、その次に動詞が来て、その後に名詞などが来ます。例えば「私は中国語を話します」を中国語と英語で言ってみましょう。中国語では「我説漢語」となります。英語では"I speak Chinese." となります。中国語と英語をよく比べてみましょう。我=I、説=speak、漢語=Chineseと置き換えることができます。

では「私は中国語を話すことができます」ならどうでしょう。中国語では「我会説漢語」、英語では"I can speak Chinese."です。これもよく見てみれば、我=I、会=can、説=speak、漢語=Chineseとなることに気づくでしょう。助動詞を使った文章さえ、中国語と英語の語順は似ているのです。

このように、二つのものを対比して考えることで、相乗効果を発揮させることを、レバレッジを効かせると言います。この方法は非常に能率が良いのです。なぜでしょうか。中学高校と英語を学んできた人は、大抵の場合、基本的な文型や単語は既にインプットされています。

そういう人が中国語を学習する際には、英語と対比させた上で表現などを考えます。2つをワンセットにすることで、中国語も英語も忘れにくくなります。それだけでなく、中国語も英語も同時に上達するスピードが速くなるのです。だから能率が良いのです。レバレッジを効かせた学習法は、当然翻訳でも役に立ちます。翻訳者としてスキルアップしている最中に「中国語を英語に翻訳してください」とお願いされるかもしれません。