中国語の翻訳者に求められる資質

異文化への精通

翻訳をするということは、異なる文化を持った二つの国の言葉を同時に駆使することになります。どんな国でもその国独自の文化があり、国によって文化が違うのは当然です。日本では当然のことが中国では当然ではないなんていうこともあります。

せっかく中国語を頑張ってマスターしたのに、旅行やビジネス、留学などの際に、その国の文化に精通していなかったがために何かしらの損をすることは日常茶飯事です。翻訳でも同じことが言えます。それなら、異文化に精通しておく方が翻訳者としての実務をスムーズにこなすことに繋がります。

では、異文化に精通するには、どんな方法があるでしょうか。「その国に留学する」という方法もありますが、留学には多額の費用がかかり、また、事前の準備も周到にしなければいけないので、今すぐするとなると手間がかかります。

そこで、あまり費用をかけたくない人にとっては、その国の方が参加する国際交流パーティに顔を出してみるのをお勧めします。日本国内でも、異文化交流ができることには変わりはありません。生身の人間同士のコミュニケーションなのですから、教科書の勉強だけでは体験できない、生きた交流を楽しめます。

交流している際に、その国の文化を色々教えてもらい、そのお返しとして、自国の文化を教えてあげるのです。このように、ギブアンドテイクの関係を築く中で、異文化に精通していくのです。

様々な文化的背景を持った人たちと接していると、様々な驚くべき文化を発見することでしょう。例えば、日本では、他人に収入の額を尋ねることや女性に年齢を尋ねることは失礼ですが、中国ではいづれも問題ないのです。もちろん、答えなくない場合はその旨を伝えれば問題ありません。いづれにしろ、異文化交流によって得られる体験は想像以上に無限大なのです。