中国語翻訳以前の基礎学習
語彙力の増やし方
中国語であれ英語であれ、外国語の学習の中でも頭を悩ますのは、いかにして語彙力をつけるかということも考えられます。「単語を覚えるようにしているんだけど、なかなか覚えられない」「書いても書いてもすぐに忘れてしまう」といった苦い経験を持った人もいるでしょう。語彙力を効果的に増強できないという理由で、外国語から足が遠のいてしまうのも決して無理もありません。
ここでは、どうすれば効果的に語彙力を増やすことができるかについて詳しくお話をします。ここでの能率の良い学習法を確立できれば、将来翻訳などの専門職に就いた時も必ず役になってきます。ではまず、語彙力とは何かという話から入ります。
語彙というと、多くの人は「単語を片っ端から機械的に丸暗記していく」というイメージを持つでしょうが、実際の語彙力とは、そういうものではありません。もちろん単語を知っているに越したことはないのですが、単に「その単語の意味を知っている」だけでは、十分な語彙力とは言えないのです。本物の語彙力とは「聴く」「話す」「読む」「書く」という4つのスキルにおいて、まとまった文章として使うことのできるスキルを指すのです。
効果的に語彙力を身につけるには、用法を抑えた上で自分で使える例文を増やすことに尽きます。例えば、「去」も「走」も「行く」という意味の動詞ですが、「去」は他動詞なので目的語が取れ、「走」は自動詞なので目的語が取れないという違いがあります。「私は中国に行きます」は「我去中国」と言いますが「我走中国」とは言いません。「走」は「好。走肥。(良いですよ。行きましょう。)」という風に使います。