中国語翻訳以前の基礎学習
暗誦
中国語を理解し、理解したものを音読によって体に染み込ませたら、更に発展的なトレーニングをする必要があります。スポーツでもそうですが、簡単な練習のみで練習試合をしないで本番に臨んでも実力が出し切れないように、外国語もトレーニングの負荷を上げないと、効果的なスキルアップは望めません。
更なる外国語トレーニングとして、ここでは、暗誦についてお話します。暗誦とは、テキストなどを見ない状態で、話の流れを考えながら、外国語を話していくトレーニングのことです。単にダラダラ話すのではなく、話のつながりを考えた上で話すことが求められるため、外国語のスキルだけでなく、論理的な思考力及び文章構成力も獲得できるのです。翻訳などでも必要なスキルも暗誦で身に着けることができます。
暗誦のトレーニングをする上での注意点です。まず、必ず音読トレーニングによって定着したスクリプトを使用することです。暗誦するということは、言いよどむことなく、ネイティブスピーカーが話すスピードで、ナチュラルに話していくことが大前提なので、ネイティブスピーカーと同じようにスクリプトをスラスラ読めなくては話になりません。
走り高跳びで100センチを飛べない人が120センチに挑戦するのが無謀であるのと同じです。もし暗誦がまだ厳しいようでしたら、正しく音読ができるまで音読を繰り返し、それから暗誦にチャレンジしても、決して遅くはありません。次に、なるべく間を空けないで話すことです。間を空けるとその間に母国語が邪魔をするので、その分外国語で考えるのが遅くなります。できるだけ外国語のリズムで話すように心がけることが大切です。