中国語翻訳以前の基礎学習

声調

CMなどで中国語の発音を聞いたことがある人の中には、「中国語の発音ってキレイだな」と思う人も少なからずいることでしょう。川の流れのように綺麗な発音に魅せられたことがきっかけで中国語学習を始めるものの、発音は難しくて中国語をあきらめてしまうことが後を絶ちません。また、「通訳なら発音が必要だけど翻訳だから必要ない」と思うかもしれませんが、中国語を使って仕事をするなら、やはり基礎は幅広く身に着けるべきなのです。

中国語の発音は、ピンインと声調から成り立っています。この2つを身に着けてこそ、正確な発音ができるようになるのです。ここでは、声調についてお話します。声調とは、簡単に言えば、上がり調子や下がり調子と言った、発音する上での強弱のアクセントのことです。声調は大きく分けると、第一声、第二声、第三声、第四声、軽声の5種類があります。

第一声はブザーの音のように、高く平らに横に伸ばします。第二声は、ビックリして「え?」と言うように、下から上に一気に上がります。第三声はガッカリした時に「あ~あ」と言うように、下げてから上がります。若干高いところから始まり、一度下げて再度上がるので、最も難しい声調です。第四声は、「はい!」と返事をするように、上から下に一気に下がります。軽声は文字通り、アクセントをつけないで軽く発音するだけで大丈夫です。

同じ発音表記(ピンイン)でも、声調が違えば全く意味が変わってきます。一例を挙げれば、同じmaでも、第一声なら「母」、第二声なら「麻」、第三声なら「馬」、第四声なら「叱る」、軽声なら「~ですか」となります。声調を間違えれば、当然違った意味で伝わってしまいます。そういう意味でも、声調は中国語において欠かすことのできない要素なのです。